Jatrophaの
大規模栽培による砂漠緑化

大規模栽培による砂漠緑化

 Jatropha(ジャトロファ、ナンヨウアブラギリ)は種子から重量比で約30%の油を採取することができ、バイオディーゼル燃料の原料作物として注目されています。
 特徴として、乾燥に強く、半乾燥地でも生育可能で、食用にはならないため、食糧生産と競合することがないため、二酸化炭素排出量の削減に寄与することが期待されている植物です。

 GX-Groupは、Jatropha栽培による砂漠緑化技術を研究している鳥取大学農学部(明石欣也教授)の協力を得て、砂漠を灌漑してJatropha農園を作ることで、砂漠を緑化し、CO2吸収量を拡大させることに取り組みます。農園はJatrophaの種子から得られる粗油を販売することで、経済面で自立し、持続的な経営が可能になります。

 Jatropha粗油はGX-Groupによって、カーボンニュートラル燃料の原料となります。
Jatropha粗油は大気中のCO2を固定して燃料にしたものであるため、カーボンニュートラルな燃料となります。

Jatropha粗油1kgは重油8kgを
カーボンニュートラル化する

 Jatrophaは、種子から得られた粗油が燃焼して排出するCO2より、多くのCO2を吸収します。GX-Groupによると、Jatropha粗油1㎏で重油8kgをカーボンニュートラル化することができる計算になります。
 そこでGX-Groupは、Jatropha粗油と重油、石炭、廃プラスチックを混ぜて反応させたカーボンニュートラル燃料の製造に着手します。
カーボンニュートラル燃料の製造

砂漠で栽培するJatrophaの「CN」倍数